ESTA システム(電子渡航認証システム)とは、訪問者の米国に渡航する適格性を判定する自動システムです。ビザ免除プログラム(VWP)参加国からの渡航者のみ、システムを利用して申請することができます。
ビザ免除プログラムにおいて、すべての渡航者は、米国へ渡航する航空機に搭乗する際に、ESTA による承認を受ける必要があります。渡航者はオンラインで申請ができ、認証を受けることができます。ESTA は、米国国土安全保障省が管理する政府のプログラムであり、その目的は米国に入国する権利を許可する前に乗客をスクリーニングすることです。
ESTA は、安全対策を強化するため、2009年1月12日付けで義務付けられました。現在、ビザ免除プログラム(VWP)で米国に入国する渡航者は、渡航前に電子渡航認証を取得する必要があります。 米国渡航認証を受けるのに重要な点は、渡航者が機械で読み取り可能なパスポートを所持していなければならない、という点です。ESTA の申請手続きはオンラインでのみ行われ、米国国土安全保障省がそのシステムを管理します。
認証された ESTAは、ESTA 発行日から 2 年、またはパスポート失効日のうち早い期日をもって無効になります。
ビザ免除プログラム(VWP)参加国の国籍を有する者、もしくは準適格者です。渡航の目的は観光やビジネスで、滞在滞在は90日を超えることはできません。
電子渡航認証の取得次第、ビザ免除プログラム(VWP)で米国に渡航することができます。電子渡航認証 ESTA は必須ですが、米国への入国を保証するものではありません。
渡航者は、米国到着時に国境において税関・国境警備局職員の定期的な入国審査を受ける必要があり、審査官が適用法に従い、渡航者の米国入国の可否を決定します。
電子渡航認証 ESTA が取得できなくても、領事館でビザを申請することができます。
申請者、指定の代理人が提供する情報は、すべて真実かつ正しいものでなければなりません。承認された電子渡航認証は、いかなる理由であれ、いつでもキャンセルすることができます。個人情報を変更する場合も、電子渡航認証をキャンセルできます。
渡航申請を行う際に故意、または意図的に、虚偽の情報や誤解を招く情報、または詐欺的な情報を提供すると、偽証罪などで訴えられる場合があります。